地下道に入ってから2時間半。
蟻の巣のように複雑に入り組んだ道を抜けた先に、そこはあった。
小高い丘の斜面に開いた地下道の出口。
辺りには大量に吐き出されたまま放置された薬莢、地面には弾痕や爆発による抉れが点在している。
他にもトレーサーかHHなのか区別も付かない程に破壊された鉄屑が散乱し、独特の機械油臭を放っていた。
それらの痕跡は、つい最近ここで激しい戦闘が行われた事を物語っていた。
そんな荒れ果てた地の片隅に、ぽつんと供えられている小さな花束。
狂志郎「こんな所で、アネットは死んだというのか──」
シンシア「………。」 |